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sss11

※親分子分の会話
※人名表記


「ちょ、おい、アントーニョ!ニュース見ろ、ニュース!!」

「ん~、どうしたん?」

「お前のとこの空港、19も閉鎖になってるぞ!」

「へ?あ、ホンマや。でも、すぐに復旧する……と、思うけど」

「本当なんだろうな?!じゃなきゃ俺、帰れねぇじゃん……」

「……えぇやん、帰らんでも」

「は?何バカなこと言ってるんだよ!俺だって自分の家の面倒見なくちゃなんねぇの!」

「フェリちゃんがおるやんか~。なぁ、少しくらい俺のうちにおっても構わんやろ?」

「構う!幸い今日は土曜日だから、日曜日中に回復すればあるいは……(ぶつぶつ)」

「もう、つれへんんなぁ、ロヴィは」

「そういうんじゃねぇの!」

「俺は、一分でも一秒でもお前と一緒にいたいのに……」

「アントーニョ……」

「きっとこれは、神様が俺の家にとどまれって言ってんねん」

「……そ、そんなわけあるか!ほ、絆されたりしねぇからな!!」

「なーんや、つまらん」

「?!」

「まぁええわ。イタリア行きの飛行機、ちゃんと飛ぶとえぇな(にーっこり)」

「……(なんか地雷を踏んだ気がする……)」 

<END>

<あとがき>
また空港閉鎖されたん?!となった瞬間、
私の頭の中で親分が暴走しましたw(パート2)
なんか知らんが、こっちはげろ甘になりました。
Diary(10.05.09)の再録でした。

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